フィリピンのマルコス大統領が国賓として来日、防衛装備品輸出と安保連携強化へ
政治 | ANN News 24H |
フィリピンのマルコス大統領が国賓として来日し、高市総理との首脳会談で両国関係を包括的戦略的パートナーシップに格上げする方針。日本初の殺傷能力のある武器輸出案件となる可能性のあるあぶくま型護衛艦の輸出協議も進められている。
フィリピンのマルコス大統領が国賓として来日する。高市総理大臣との首脳会談では、武器輸出を含む安全保障政策が主要なテーマとなる見通しで、両国の関係を包括的・戦略的パートナーシップに格上げする方針が示されている。
マルコス大統領は皇居で天皇皇后両陛下と面会し、宮中晩餐会に出席する予定である。その後、国会で演説を行い、高市総理との首脳会談に臨む。南シナ海で中国と激しく対立するフィリピンとの安全保障連携を加速させることが日本政府の狙いとなっている。
注目されているのは、先月の防衛装備品輸出ルール撤廃を受けた具体的な案件である。日本政府はフィリピンに対し、中古のあぶくま型護衛艦などの輸出に向けて防衛当局間で協議を進めており、首脳会談ではこの協議を後押しする考えだ。
この護衛艦輸出が実現すれば、日本として殺傷能力のある武器輸出の第一号案件となる可能性がある。戦後日本の安全保障政策における歴史的な転換点として国内外から大きな注目を集めることになる。
日本とフィリピンの安全保障協力は近年急速に深化しており、共同訓練や情報共有の拡大が進んできた。今回の首脳会談は、両国関係を新たな段階に引き上げるとともに、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携を一層強固なものにすることが期待されている。