梅雨の時期を迎え、梅の収穫が各地で本格化している。紀伊半島の特産として知られる南高梅は、大粒で果肉が厚く、柔らかいのが特徴である。その南高梅の産地の一つで、今年も収穫の時期がやってきた。
産地となっているのは、熊野市木和町にある小舟地区である。ここは住民が十人という限界集落だが、そうした小さな集落でありながら、およそ七百五十本もの梅の木が栽培されている、梅の里となっている。
この集落の梅畑の一つで、収穫が始まった。新宅二郎さんの梅林では、先月末から南高梅の収穫がスタートしており、本格的な摘み取りの作業が進められているところである。
収穫の作業は、一つ一つ手をかけて行われている。今日は新宅さんが、梅の実に傷がついていないかどうかを丁寧に確認しながら、一粒ずつ摘み取っていた。手間を惜しまない作業によって、品質の良い梅が選び抜かれていく。
今年の出来栄えについても、明るい話が聞かれた。今年は梅の色づきがよく、豊作だということで、生産者にとっては喜ばしい年となっている。たわわに実った梅が、収穫の時を迎えている。
収穫はしばらくの間、続いていく見通しである。小舟地区での南高梅の収穫作業は、今月の中旬ごろまで続くということで、産地ではこれからも、丁寧な摘み取りの作業が重ねられていくことになる。
