関西の空港を運営する関西エアポートの二〇二五年度の決算で、最終的な利益を示す純利益が過去最高を記録した。旅客数も過去最多となり、好調な業績が鮮明になった。
関西エアポートの二〇二五年度の営業収益は、前年に比べて十一パーセント増えて二千七百十三億円となった。純利益は前年比九パーセント増の四百二億円に上り、過去最高を更新した。
業績を支えたのが、旅客数の伸びだ。関西国際空港を含む三つの空港を合わせた旅客数は、全体で五千四百一万人に上り、過去最高を記録した。
旅客数を押し上げた要因として挙げられているのが、大阪・関西万博の開催と、インバウンド、つまり訪日外国人客の増加だ。万博をきっかけに、国内外から多くの人が関西を訪れたとみられる。
国際線の利用者数も、二千七百六十二万人と過去最高を記録した。海外との往来が活発になり、国際線の需要が大きく伸びたことがうかがえる。
一方、関西エアポートの山谷義行社長は、今年度の見通しについて、中東情勢の影響で予測が難しいとの認識を示した。世界情勢の不透明さが、今後の航空需要に影響を及ぼす可能性がある。
その上で山谷社長は、世界のエアラインが運航を止めない限りは、利益を計上できるなどと述べた。万博と訪日客に支えられた好調な業績の先行きにも、海外情勢という不確定要素が残されている。
