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大分市の春屋書店高条店が二十四時間営業を開始、夜間は無人

大分市の春屋書店高条店が二十四時間営業を開始、夜間は無人

大分市の春屋書店高条店が、きょうから二十四時間営業を始めた。午前十時から午後十時までの通常営業に加え、午後十時から翌朝十時までは無人で営業し、QRコードでドアを開けて入店する。新たな客層の掘り起こしが狙いで、愛媛県などに続く四店舗目。県内の書店数は二千十五年の百四十四店舗から去年は百五店舗に減っている。

大分市にある春屋書店の高条店が、きょうから二十四時間営業を始めた。通常の営業時間に加えて夜間も店を開け、深夜から早朝にかけては無人で営業するという、書店としては珍しい試みである。生活時間が多様化する中で、いつでも本を手に取れる場所をつくろうという取り組みだ。

この店舗の通常の営業時間は、午前十時から午後十時までである。きょうからはこれに加えて、午後十時から翌朝十時までの時間帯も営業し、一日を通して利用できるようになった。閉店していた深夜の時間帯にも、店の明かりがともることになる。

夜間の無人営業の時間帯は、店の入り口のドアが閉まっている。利用者は、店頭に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取ることでドアが開き、中に入って買い物ができる仕組みだ。購入できるのは、書籍や文房具、それに雑貨だという。

春屋書店は、すでに愛媛県などで二十四時間営業を始めており、今回の高条店は四店舗目となる。無人で店を開ける運営のノウハウを各地で積み重ねながら、対象となる店舗を少しずつ広げてきた形だ。

営業時間を二十四時間に拡大した狙いは、新たな客層の掘り起こしにある。とりわけ、昼間は仕事などで店に立ち寄ることが難しい人たちを書店に呼び込み、これまで取り込めていなかった利用者層に届けたい考えだという。

背景には、書店を取り巻く厳しい環境がある。インターネットの普及などにより、本をめぐる状況は大きく様変わりしてきた。県内の書店の数は、二千十五年の百四十四店舗から、去年は百五店舗にまで減少している。

活字離れが指摘される中、春屋書店は二十四時間営業という形で、これまで来店が難しかった人にも本に触れる機会を広げようとしている。利用者の生活スタイルに寄り添った新しい書店のあり方を探る試みとして、その行方が注目される。

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