プルデンシャル生命、社員による約三十一億円の顧客詐取問題で約四十七億円の特別損失を計上
business | ANN News 24H |
プルデンシャル生命は、社員らが顧客から約三十一億円を騙し取っていた問題で、顧客への保証費用として約四十七億円の特別損失を計上したと発表した。新規契約は前年比二割以上減少し、基礎利益も一割余り落ち込んだ。同グループのジブラルタ生命も約七億六千万円を計上。
プルデンシャル生命保険は、社員らが顧客から約三十一億円を騙し取るなどしていた問題を受け、顧客への保証費用として約四十七億円の特別損失を計上したと発表した。同社は今年二月から新規の契約活動を自粛しており、事態の深刻さが改めて浮き彫りとなった。
二〇二五年度の決算によると、販売自粛の影響で新規の契約数は前年から二割以上減少し、本業の儲けを示す基礎利益も一割余り落ち込んだ。プルデンシャル生命は保証費用が今後さらに増える可能性もあるとしており、経営への影響は長期化する見通しだ。
また、同じグループに属するジブラルタ生命保険も、顧客への保証費用として約七億六千万円を計上したことが明らかになった。グループ全体での補償額は五十億円を超える規模に膨らんでおり、業界全体の信頼性にも影響を及ぼしかねない事態となっている。
一連の詐取問題では、複数の社員が顧客から保険料名目で資金を集めながら、それを正規の契約に充当せず私的に流用していたとされる。会社側の内部管理体制の不備も指摘されており、金融庁も監視を強化している。
生命保険業界では顧客との信頼関係が事業の根幹であり、今回のような大規模な詐取問題は業界全体のイメージを大きく損なうものとなった。プルデンシャル生命は再発防止策の策定と顧客対応を急いでいるが、信頼回復には相当の時間を要するとみられている。