宮崎県で記録的な大雨となった。明け方から昼前にかけては線状降水帯の予測情報が出され、大粒で横殴りの雨が打ちつけた。風も強まり、風に向かって歩くのも大変なほどの状況となった地域もあった。
特に日南市では、十二時間の雨量が二百十・五ミリに達した。これは六月として史上最大の記録となる大雨で、短時間に大量の雨が市内に降り注いだ形だ。
激しい雨に排水が追いつかず、市内では道路が冠水した。地表を流れる水で通行に支障が出るなど、市街地でも影響が広がった。
農地への影響も確認された。普段は田んぼの脇を流れる用水路も、大雨で一気に水かさが増した。濁った水があふれ出し、田んぼは一面が水浸しとなった。
太平洋側を中心にこの大雨を降らせたのは、列島に伸びる前線と活発な低気圧だった。湿った空気の影響で、太平洋側の各地で雨が強まった。
こうした空模様の中、季節も大きく動いた。気象庁は午前のうちに、東海と関東甲信が梅雨入りしたとみられると発表し、各地で本格的な雨の季節が始まった。
宮崎県を中心とした地域では、冠水や農地の浸水といった被害が出ており、引き続き大雨への警戒が必要な状況となっている。今後の雨の降り方によっては、さらなる影響が懸念される。
