気象庁のまとめによると、二十五日の日本列島は各地で危険な暑さに見舞われ、全国六地点で最高気温が四十度以上となる酷暑日を観測した。国内で酷暑日が観測されたのはこれで五日連続となり、統計史上最も長い記録となった。うだるような暑さが広い範囲を覆い、日中の外出は多くの人にとって厳しいものとなった。
特に東海地方では連日、最高気温が四十度以上の酷暑日となる地点が相次いでいる。二十五日は三重県桑名、岐阜県多治見、愛知県豊田、静岡県浜松の各地で四十度以上を観測し、じりじりと照りつける強い日ざしのなか、街を歩く人の姿もまばらとなった。
甲府市では午後三時過ぎに四〇・〇度を記録し、関東甲信地方ではことし初めての酷暑日となった。これまで比較的暑さが穏やかだった内陸部にも危険な高温が及び、体にこたえる一日となった。
東京都心でも最高気温が三七・一度まで上がり、ことし一番の暑さを更新した。都心で猛暑日となるのはこれで六日連続で、全国では約三分の一にあたる二百九十六地点で三十五度以上の猛暑日を観測するなど、暑さは東京だけにとどまらず広い範囲に及んだ。
厳しい暑さは体調にも影響を及ぼしている。東京消防庁などによると、二十五日は午後九時までに、都内で五歳から九十八歳までの男女あわせて百六十八人が熱中症の疑いで病院に搬送された。このうち九人が重症、一人が重篤だという。
各地の危険な暑さを受けて、二十五日は関東から沖縄までの三十七の都府県に熱中症警戒アラートが発表された。東京消防庁は、こまめに水分を補給するなど熱中症への対策を徹底するよう呼びかけている。
この先も西日本や東日本は夏の太平洋高気圧に覆われる日が多く、連日三十五度を超える暑さが続く見通しだ。国内では酷暑日が五日連続、東京都心では猛暑日が六日連続と記録的な暑さが長期化しており、気象庁は引き続き熱中症への厳重な警戒を呼びかけている。
