停滞する前線の影響で、二十六日、東北や北陸の各地で断続的に激しい雷雨となり、命に危険を及ぼすおそれのある土砂災害への警戒が急速に高まっている。気象庁は、対象となる地域に対して厳重な警戒を呼びかけている。
特に雨脚が強まったのが北陸だった。富山県南砺市では、三時間に降った雨の量が百ミリを超え、観測史上最も多い記録となった。短い時間に大量の雨が集中したことで、地盤の緩みが強く懸念されている。
気象庁は午後三時半の時点で、山形県と新潟県に、土砂災害の危険度が最も高まったことを示す警報を発表した。新潟県には大雨に関する最も高い段階の危険警報も出されている。これに先立ち、福島県や宮城県の一部にも同じ段階の土砂災害の危険警報が出されていた。
これらの警報は、自治体が避難指示を発令する際の目安となる情報だ。土砂災害に加えて、低い土地の浸水や、河川が氾濫する危険度も高まっており、対象の地域では厳重な警戒が必要だとしている。
気象庁は、避難指示が発令されていなくても、自治体からの避難情報や、気象庁が出す危険度の情報を確認し、早めの避難を心がけるよう強く呼びかけている。夜間の移動は危険を伴うため、明るいうちの行動が求められている。
前線はしばらく東北や北陸付近に停滞する見込みで、雨が降り続くおそれがある。さらに、午後は関東でも激しい雷雨となるおそれがあり、気象庁は広い範囲で天気の急な変化に注意するよう呼びかけている。
