気象庁は六日、鹿児島県の奄美地方にある喜界町に対して、警戒レベル四にあたる土砂災害警戒情報を発表しました。ANN News 24Hが伝えたところによりますと、現在この地域では、命に危険を及ぼすおそれのある土砂災害の危険性が高まっており、住民に対して厳重な警戒が呼びかけられています。
今回発表された警戒レベル四は、五段階ある警戒レベルの中でも非常に高い段階にあたります。これは、自治体が避難指示を発令する際の目安となる情報で、いつ土砂災害が発生してもおかしくない、危険な状態であることを意味しています。住民にとっては、命を守る行動が強く求められる段階です。
この危険性の高まりの背景には、奄美地方で続く激しい雨があります。気象台によりますと、奄美地方では一時間に五十ミリ以上という、非常に激しい雨が降るおそれがあります。バケツをひっくり返したような雨が、地盤を緩める要因となり、土砂災害の危険を急速に高めています。
雨量はさらに積み重なる見込みです。総雨量は、多いところで二百ミリ前後に達するおそれがあるとされ、長時間にわたって大量の雨が降り続くことで、低い土地の浸水や、山の斜面などでの土砂崩れの危険性が一段と高まることが懸念されています。
気象庁は、危険な場所にいる人に対し、まずは自治体から出される避難情報を確認するよう呼びかけています。市町村が発表する避難指示などの情報をこまめにチェックし、それに従って速やかに行動することが、被害を避けるうえで重要だとしています。
また気象庁は、たとえ自治体からの避難指示がまだ発令されていない場合であっても、油断しないよう注意を促しています。気象庁が提供する土砂災害の危険度分布、いわゆるキキクルなどを自分で確認し、危険が迫っていると感じたら早めの避難を心がけるよう求めています。
六日から七日にかけては、奄美地方を含む九州南部で、引き続き土砂災害への厳重な警戒が必要な状況が続くとみられています。夜間など、暗くなってからの避難はかえって危険を伴うこともあるため、明るいうちに、安全な場所への避難を済ませておくことが望ましいとされています。
