京都の夏を彩る祇園祭で、祭りの主役の一人となる稚児が決まった。長刀鉾の稚児に選ばれたのは、ノートルダム学院小学校三年生の長谷幸太郎さんである。これから祭りの本番に向けて、晴れの大役を務めることになる。
稚児を支える補佐役の二人も、あわせて選ばれた。補佐役に選ばれたのは、どちらも同じノートルダム学院小学校に通う四年生で、長谷京介さんと築地啓太さんの二人である。三人がそろって、祭りの中心的な役割を担っていくことになる。
稚児は、ただ祭りに参加するだけの存在ではない。華麗な衣装に身を包み、神の使いとして、祭りのさまざまな神事に臨むことになる。その立ち居振る舞いには、祭りならではの重みと格式が求められる。
稚児が最も注目を集めるのが、祭りのハイライトとされる山鉾巡行の場面である。山鉾巡行では、長谷幸太郎さんが、行列の先頭を行く長刀鉾に乗り込み、巡行の一行を率いていく姿が見どころとなる。
そしてこの巡行の中で、稚児は祭りを象徴する大切な役目を果たす。先頭の長刀鉾に乗った稚児が担うのは、注連縄切りという大役で、祭りの行方を占う見せ場として、毎年多くの人の視線を集める場面である。
稚児や補佐役が晴れ舞台に立つその日も、すでに決まっている。祭りのハイライトとなる山鉾巡行は、来月十七日に行われる予定である。本番に向けて、長谷幸太郎さんら三人は、これから準備を重ねていくことになる。
