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日本将棋連盟、女流棋士らの棋士編入試験をめぐる規定変更案を総会で否決

日本将棋連盟、女流棋士らの棋士編入試験をめぐる規定変更案を総会で否決

日本将棋連盟は五日に開いた棋士総会で、女流棋士やアマチュアが棋士になるための編入試験の規定について議論しました。受験資格を通算三回得れば、勝敗に関わらず棋士になる権利を与えるという案が出されましたが、反対多数で否決されました。これまで福間香奈女流五冠や西山朋佳女流三冠が試験に挑みましたが、いずれも合格には至っておらず、女性初の棋士はまだ誕生していません。

日本将棋連盟は、五日に開いた棋士総会で、女流棋士やアマチュアが棋士になるための編入試験の規定について議論しました。ANN News 24Hが伝えたところによりますと、現在の制度を見直す案が出されましたが、議論の末に反対多数で否決されることになりました。

現在の編入試験では、公式戦で一定の成績を上げた女流棋士やアマチュアが、若手の棋士と五番勝負を行い、そのうち三勝を挙げると合格となり、棋士になることができます。つまり、実際の対局で勝ち越すという、高いハードルを越えることが求められる仕組みになっています。

今回の総会で出されたのは、この仕組みを変えるという内容の案でした。具体的には、編入試験の受験資格を通算で三回得れば、五番勝負の勝敗に関わらず、棋士になる権利を与えるというものです。実力に加えて、資格を重ねて獲得した実績を評価しようという考え方が背景にありました。

しかし、総会の場ではこの案に対して慎重な意見が多く出されました。試験を実際に突破した場合に棋士になる方がよい、といった意見が多くの支持を集めたということです。最終的に、出席した百九十六人の棋士らによる採決の結果、この案は反対多数で否決されました。

この問題が注目される背景には、これまで女性の棋士が一人も誕生していないという事情があります。女流棋士のトップ層が編入試験に挑戦してきたものの、いずれも棋士になるという最後の壁を越えることができておらず、制度のあり方をめぐる議論が続いてきました。

これまでに、福間香奈女流五冠は、編入試験の受験資格を二回得て挑みましたが、いずれも規定の勝ち星を挙げることができず、不合格となっています。実力者であっても、五番勝負で三勝を挙げることの難しさが、あらためて浮き彫りになった形です。

また、西山朋佳女流三冠は、二〇二五年一月に行われた編入試験の最終局に臨みましたが、惜しくも敗れ、女性初の棋士誕生とはなりませんでした。今回の規定変更案が否決されたことで、女流棋士やアマチュアが棋士を目指す道は、引き続き実際の対局で結果を残すという、これまでの形が維持されることになります。

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