日本政府が過去最大の為替介入、11兆7349億円規模のドル売り円買いを実施
finance | ANN News |
日本政府が4月末から5月にかけて実施した為替介入の規模が11兆7349億円に達し、月ごとの介入額として過去最大を記録したことが明らかになった。外国為替市場では4月30日と5月の連休中にドルに対して急激な円高が進み、市場関係者からは5兆円規模と4兆円規模の2回の介入が指摘されていた。
日本政府による為替介入の規模が過去最大を記録したことが明らかになった。ANN Newsの報道によると、4月末から5月にかけての期間に実施された介入額は11兆7349億円に達し、月ごとに公表される金額としては史上最大となった。
外国為替市場では4月30日と5月のゴールデンウィーク期間中に、ドルに対して急激な円高が進む動きが観測された。通常、大型連休中は市場参加者が少なく流動性が低下するため、比較的小さな取引でも大きな値動きにつながりやすい環境にある。
政府は為替介入の有無について公式には明らかにしていなかったが、市場関係者の間では5兆円規模と4兆円規模のドル売り円買いの介入が2回にわたって実施された可能性が指摘されていた。今回公表された11兆円超という数字は、こうした市場の見方を裏付ける形となった。
為替介入の詳細な日ごとのデータについては、8月に発表される予定となっている。それまでの間、正確にどのタイミングでどれだけの規模の介入が行われたかは明らかにならないが、結果として円高方向への修正が実現したことは市場データが示している。
記録的な規模の為替介入は、政府が急激な為替変動に対して断固たる姿勢で臨んでいることを国内外の市場参加者に示すメッセージとなっている。一方で、巨額の介入を継続することの持続可能性については、エコノミストの間で議論が続いている。