名古屋市は、市内にあるコストコホールセール守山倉庫店で販売された惣菜を食べた人たちが食中毒の症状を訴え、患者から腸管出血性大腸菌O157が検出されたと明らかにしました。市の保健所はこの惣菜を食中毒の原因と判断し、調理に関わった店の一部を営業禁止処分としています。買い物客でにぎわう大型店での食中毒だけに、市は注意を呼びかけています。
原因とみられているのは、前月31日から今月1日にかけて、この店で調理・販売された惣菜「ハイローラーBLT」です。ハイローラーBLTは、ベーコンやレタス、トマトなどを薄焼きのパンで巻いた商品で、手軽に食べられる惣菜として店頭に並んでいました。市はこの期間に同じ商品を購入した人がいないか、確認を進めています。
市によりますと、この惣菜を食べた七歳から四十九歳までの男女五人が、下痢や腹痛、発熱などの症状を相次いで訴えました。子どもから中年層まで幅広い年代にわたっており、同じ商品を口にした複数の人に共通して症状が出ていることが、原因の特定につながったとみられます。
五人のうち三人が医療機関に入院しました。このうち二人はすでに退院しましたが、残る一人は今も入院して治療を受けているということです。腸管出血性大腸菌による食中毒は重い症状を引き起こすことがあるため、保健所は経過を慎重に見守っています。
患者からは、腸管出血性大腸菌O157が検出されました。こうした検査の結果や、症状を訴えた人たちが同じ惣菜を食べていたことなどから、保健所はこのハイローラーBLTが今回の食中毒の原因と判断しました。
これを受けて保健所は、惣菜の調理に関わった店の一部について、営業禁止の処分を行いました。市は、同じ時期に商品を食べて体調に異変を感じた場合は、医療機関を受診するよう呼びかけています。
