兵庫県たつの市の住宅で、母親の田中澄恵さん(74歳)と娘の田中千尋さん(52歳)の2人が血を流して倒れているのが発見され、その場で死亡が確認されました。2人の遺体には刃物によるものとみられる刺し傷がありました。親子の知人から交番に「連絡が取れない」と相談があり、警察官が安否確認のため住宅を訪ねたところ発見に至りました。
警察によりますと、1人は1階の玄関付近に、もう1人は廊下に仰向けで倒れていました。現場の住宅では凶器とみられるものは見つかっておらず、玄関のドアに鍵はかかっていなかったということです。現場はJR播磨新宮駅から南に1キロほど離れた、山間部に位置する静かな住宅地です。
近隣住民は「怖いですね。9時頃に帰ってきたら何か起きていると言われて、また帰ってくる頃にはこの状況だった」と驚きを隠せない様子でした。母親の田中澄恵さんと知り合いだという人は「しょっちゅう会って話をしていた。最近は4月の末ぐらいに会って話した。すごく穏やかで、怒ることもない、おっとりした方だった」と語りました。
現場にはブルーシートがかけられ、多くの警察官が鑑識作業を続けています。凶器が見つかっていないことから、第三者が関与した可能性も視野に入れて捜査が進められています。警察は事件の詳しい経緯や動機について、周辺の防犯カメラ映像の確認や聞き込みを進めています。
