LIVE consensus avg84%
UTC--:--:-- edition--.--.--

宮島・弥山の霊火堂が全焼、約1200年燃え続けた「消えずの火」失われる

宮島・弥山の霊火堂が全焼、約1200年燃え続けた「消えずの火」失われる

世界遺産・宮島の弥山山頂付近にある霊火堂が火災で全焼しました。約1200年間燃え続けていたとされる「消えずの火」が失われました。けが人はいません。

広島県廿日市市の世界遺産・宮島にある弥山(みせん)山頂付近の霊火堂(れいかどう)で20日午前8時30分ごろ、寺の関係者から火災の通報がありました。消防車8台とヘリコプターが出動して消火活動にあたりましたが、霊火堂は全焼しました。火は周囲の樹木にも燃え広がり、消火活動は長時間にわたりました。この火災によるけが人は報告されていません。

霊火堂は、弘法大師・空海が修行の際に焚いたとされる火が約1200年間にわたって燃え続けているという「消えずの火」で知られる、宮島を代表する歴史的建造物でした。この「消えずの火」は広島平和記念公園の「平和の灯」の元火の一つとしても知られ、日本の精神文化を象徴する存在として、国内外から多くの参拝者や観光客が訪れていました。約1200年の歴史を持つとされるこの炎が今回の火災で失われたことは、文化的に極めて大きな損失です。

霊火堂の焼失は今回が初めてではありません。2005年にも火災により全焼しており、その後再建されていました。2005年の火災後も「消えずの火」は分火などによって守られてきた経緯がありますが、今回の火災で再び堂宇が失われる事態となりました。過去の経験を踏まえた防火対策が講じられていたにもかかわらず、再び同様の被害が発生したことについて、関係者は深刻に受け止めています。

今回の火災を受け、弥山の登山道は安全確保のため通行が規制されています。弥山は宮島の最高峰で、山頂からの瀬戸内海の眺望は「日本三景」の一つに数えられる宮島観光の目玉でもあり、ハイキングコースとして多くの登山者に親しまれています。登山道の規制解除の見通しは現時点では発表されておらず、廿日市市や関係機関が今後の対応を検討しています。宮島を訪れる予定のある方は、最新の情報を確認するようにしてください。

Sources

Loading article...