東京都練馬区で、覆面パトカーに似せて改造された車両を飲酒運転していた男が電柱に衝突する事故を起こし、警視庁に逮捕された。逮捕されたのは中村容疑者で、昨年、練馬区内の道路で酒気を帯びた状態で改造車を運転していた疑いが持たれている。また、車両の違法改造を行ったマシモヨシト容疑者も同時に逮捕された。
逮捕された2人のうち、マシモ容疑者は中村容疑者の依頼を受け、車両に赤色灯やサイレンなどの緊急走行用装備を取り付けたとされている。これらの装備は本物の覆面パトカーと酷似しており、一般の市民が見ただけでは偽物と判別することが困難な仕上がりだったという。警察車両に類似した装備を許可なく設置することは法律で禁じられており、マシモ容疑者はこの違法改造の責任を問われている。
中村容疑者はこの偽の覆面パトカーを運転中、車両に搭載されたスピーカーを使い「パトカー真ん中を通ります」と周囲に呼びかけながら走行していたことが判明している。あたかも本物の警察官であるかのように振る舞い、一般車両を道路の脇に寄せさせるなどしていた可能性がある。こうした行為は道路上の他の運転者や歩行者に混乱を招くだけでなく、緊急車両への信頼を損なう重大な問題である。
事件当日、中村容疑者は飲酒した状態で偽パトカーを運転し、練馬区内の道路で電柱に衝突する事故を起こした。この事故がきっかけとなり、車両が本物の警察車両ではないことが発覚した。飲酒運転による事故そのものに加え、警察車両を偽装していたという事実が捜査の過程で明らかになり、事態はより深刻なものとなった。
警視庁は、中村容疑者とマシモ容疑者の2人が以前から日常的にこの偽の覆面パトカーを使用して走行していたとみており、余罪についても慎重に捜査を進めている。偽の警察車両を製造し公道で使用する行為は、公務員の職権を詐称する犯罪にも該当し得るため、今後さらに追加の容疑がかかる可能性もある。警視庁は引き続き、2人の行動の全容解明に向けた取り調べを続けていくとしている。
