福岡県田川市の村上拓也市長が記者会見を開き、辞職する意向を表明した。市の第三者調査委員会が今月18日、女性職員へのセクハラ行為を正式に認定したことを受けての決断である。
村上市長は昨年2月、公務での出張先で秘書の女性職員をホテルの部屋に招き入れるなどし、不倫関係にあったと謝罪していた。しかし女性側はこれをセクハラ被害として訴え、第三者による調査が行われることとなった。
第三者調査委員会は、公用車内で手を握ったことや、その後の性行為など合計4つの行為をセクハラと認定した。市長という立場を利用した行為であり、被害者との間には明確な上下関係があったことが問題視された。
田川市は福岡県の筑豊地域に位置する人口約4万5千人の自治体である。市のトップである市長によるセクハラ問題は、市民の間に大きな衝撃と失望を広げている。市長の辞職に伴い、今後は市長選挙が行われることになる。
近年、日本では地方自治体の首長によるハラスメント問題が相次いで表面化している。権力を持つ立場にある者による性的ハラスメントは、被害者が声を上げにくい構造的な問題があり、第三者委員会による調査の重要性が改めて認識される事例となった。
