中国の習近平国家主席が来週、北朝鮮を訪問することが発表された。中朝両国の結びつきを内外に示す重要な外交日程となる見通しで、朝鮮半島をめぐる地域情勢にも少なからず影響を与える可能性があるとして、関係国の関心を集めている。
発表したのは、中国共産党の対外活動を担当する部署の報道官である。報道官は五日、習近平国家主席が来週の八日と九日の二日間にわたって北朝鮮を訪問すると明らかにした。訪問の日程が具体的な日付とともに示されたことで、準備が最終段階に入っていることがうかがえる。
今回の北朝鮮訪問は、金正恩総書記の招待を受けた公式訪問だとしている。両国の最高指導者が直接顔を合わせる場が設けられるとみられ、首脳同士のやり取りを通じて二国間の関係をあらためて確認する機会になると考えられている。
習主席による北朝鮮への訪問は、二〇一九年六月以来、およそ七年ぶりとなる。中国の最高指導者が自ら北朝鮮に足を運ぶのは異例の長い間隔をおいてのことであり、それだけに今回の訪問が持つ象徴的な意味は大きいと受け止められている。
中国と北朝鮮の首脳会談については、これまで去年九月に北京で行われたものが直近となっていた。前回は北朝鮮側が中国を訪れる形だったのに対し、今回は習主席が北朝鮮を訪れる形となり、両国の高いレベルでの往来が続いていることを示している。
訪問における具体的な会談の議題や成果については、現時点で詳細は明らかにされていない。今後、中国と北朝鮮の双方による発表を通じて、首脳会談で何が話し合われ、どのような合意や方向性が示されるのかが伝えられるものとみられる。
