皇族の数の確保に向けた制度の改正案が、国会で前進する見通しとなった。ANNの報道によると、この改正案は、きょう衆議院本会議で与党などの賛成多数で可決され、衆議院を通過する見通しである。皇室の将来に関わる制度の見直しだけに、その動向が注目を集めている。
改正案の柱は、大きく二つある。ANNによると、一つは、女性皇族が結婚した後も皇室に残ることができるようにするものである。これまで女性皇族は結婚に伴って皇室を離れてきたが、この枠組みを見直すことで、皇族の減少に歯止めをかける狙いがあるとされる。
もう一つの柱は、養子縁組に関わるものだ。ANNの報道によると、旧皇族の家系にあたる旧宮家の男系男子を、養子として皇室に迎えられるようにする内容が盛り込まれている。対象となるのは、配偶者や子どものいない十五歳以上の男子とされ、将来にわたって皇族の担い手を確保するための方策として位置づけられている。
さらに、養子を迎えた場合の扱いについても定められている。ANNによると、迎えた養子に男の子が生まれた場合には、その子が皇位継承の資格を持つとされている。安定的な皇位継承の担い手をどう確保していくかという、大きな論点に関わる部分である。
採決に向けた手続きも、この日進められた。ANNの報道によると、午前九時から衆議院の議院運営委員会で質疑と採決が行われ、午後には本会議で可決される見通しとなっている。ただ、委員会での審議時間はわずか三時間ほどとされ、与野党から異論がくすぶるなかでの採決となる形である。
各党の対応も明らかになっている。ANNによると、本会議では、自民党や日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決される見通しである。主要な政党が賛成に回ることで、衆議院の通過が確実な情勢となっている。
一方で、慎重な意見も根強く残っている。ANNの報道によると、養子の子が男子の場合に皇位継承の資格を持つとされる部分などをめぐっては、与党内からも疑問視する声が上がっていた。ただ、賛否を保留していた中道改革連合は最終的に賛成に回り、改正案は残り一週間となった今の国会で成立する見通しとなっている。皇位継承をめぐる制度の見直しは、大きな節目を迎えつつある。
