大阪府議会の議員定数を、現在の七十九から七十三に削減する条例改正案が、本会議で賛成多数により可決されました。府議会の議席を六つ減らす内容で、議会の規模そのものを縮小する大きな見直しとなります。改正案は、府議会で最大会派となっている維新の会から提出されました。
今回の議員定数の削減は、来年四月に行われる統一地方選挙から適用される見通しです。次の選挙では、改正後の定数である七十三を前提に各選挙区の議席が争われることになり、有権者にとっても身近な制度の変更となります。
維新の会は、かねてから日本一スリムな議会を公約に掲げてきました。今回の定数削減は、その方針に沿った形で実現したものです。議席を減らすことで、議会のスリム化を進めるという姿勢を、改めて打ち出した格好となりました。
定数が削減されたことで、大阪府議会は、議員一人当たりが受け持つ人口の面でも特徴的な議会となります。削減後は、議員一人当たりの人口が、全国の都道府県議会の中で最も多い議会になるとされています。少ない議員で、多くの住民を代表する形となります。
一方で、この定数削減には反対する会派もありました。反対する立場からは、議員の数を減らすことで、かえって民意が議会に反映されにくくなるのではないか、という懸念の声が上がりました。住民の多様な意見をどう議会に届けるのかが、論点となっています。
さらに反対会派からは、進め方そのものへの批判も出ました。ほかの会派も交えて定数のあり方を話し合う検討協議会の議論が無視されている、といった指摘です。定数という議会の根幹に関わる問題をめぐり、各会派の間で立場の違いが鮮明になる中での可決となりました。
