国会で開かれた集中審議で、高市総理は自身の名前を冠した暗号資産、いわゆるサナエトークンをめぐる問題について、野党側からの追及を受けました。質疑では、総理の事務所側とこの暗号資産との関わりがあったのかどうかが焦点となり、終盤にかけて与野党の応酬が続く展開となりました。
野党側の議員は、投資トラブルを起こしているとされる人物が暗号資産を発行し、それが取引されていた点を取り上げました。そのうえで、仮に総理に最も近い立場にある公設第一秘書が、こうした人物とグループラインなどを通じてやり取りをしていたとすれば、それ自体が危機管理の上で問題だと指摘し、総理の見解をただしました。
議員はまた、この問題について公設第一秘書が週刊誌の週刊現代に回答していると説明し、その内容をもとに質問を行っていると述べました。発行された暗号資産が取引されていたことなどをめぐり、個別の行為が暗号資産交換業に該当するのかどうかといった点も、質疑の中で論点として示されました。
そのうえで野党側は、公設秘書が行ったことについて、総理がきちんと責任を取るべきだと迫りました。議員は、過去に総理自身が、問題が起きたときに秘書が勝手にやったことで自分は知らなかったとは言いたくないと答弁していた経緯にも触れ、責任を持って事実関係を解明するよう求めました。
これに対して高市総理は、質問の進め方をめぐって反発しました。総理はNHKの中継も入っていることに言及しながら、こうした場でのイメージ操作はやめてほしいと述べ、野党側の追及の仕方そのものに異議を唱える形となりました。サナエトークンをめぐっては、これまでも事務所側の関与の有無が問われています。
一連のやり取りの後、議長は野党議員の質疑が終了したことを告げ、続いてこの日の集中審議も終了したと宣言しました。次回の日程については、改めて広報を通じて知らせるとしており、サナエトークンをめぐる問題は今後も国会で取り上げられる可能性があります。
