NASAが月面基地建設計画を発表、3段階で2032年以降の長期滞在を目指す
science | ANN News 24H |
NASAが月面基地「ムーンベース」の建設計画を発表した。3段階に分けた開発で、2029年までに無人探査ミッション21回を実施し、2032年以降は原子力発電を活用した半恒久的居住空間の完備を目指す。
NASAは26日、月面に恒久的な基地を建設するための「ムーンベース計画」を発表した。ANN News 24Hが伝えたところによると、この計画は月面開発を3段階に分けて進め、最終的に人類が火星に到達するための重要な第一歩と位置づけられている。
2029年までの第1段階では、月の南極付近を中心に観測活動を行い、無人探査機などを月面に着陸させるミッションを合計21回実施する。ロボットやドローン、ローバーを活用して月面環境の詳細な調査と資源の探索を進める計画だ。
2032年までの第2段階では、太陽光発電システムや通信インフラを整備し、宇宙飛行士の短期滞在の実現を目指す。この段階で月面での基本的な生活環境が構築され、科学実験や資源採掘の本格的な準備が進められることになる。
2032年以降の第3段階では、夜間も発電可能な原子力発電設備を稼働させ、宇宙飛行士が交代しながら長期滞在できる半恒久的な居住空間を完備する予定だ。これにより月面基地は本格的な研究拠点として機能し始めることになる。
NASAはこの月面基地開発を、日本も参画する有人月面探査「アルテミス計画」と並行して進める方針を示している。宇宙開発企業のジェフ・ベゾス氏が率いるブルーオリジンも月面用宇宙機の製造に参画する。中国も月面有人探査計画を進めており、米中間の宇宙開発競争が月面基地建設を加速させる要因となっている。