中畑ふるさと遺跡で、およそ二千年前の弥生時代の建物の跡が見つかった。床面積は百二十六平方メートルに及び、弥生時代としては県内で最も古く、最大級の規模となる遺構だという。当時の人々の暮らしを今に伝える発見として、注目を集めている。
今回見つかったのは、地面に掘った穴に柱を立てて作る、掘っ立て柱建物の跡である。柱を据えた穴の跡などから、かつてこの場所に大きな建物が建てられていたことが分かるという。
この建物の床面積は、およそ百二十六平方メートルに達する。弥生時代の建物としてはかなり大規模で、県内でこれまでに見つかっているこの時代の遺構の中でも、最も古く、最大級のものになるとされている。
発見について明らかにしたのは、滋賀県文化財保護協会である。協会によると、中畑ふるさと遺跡で確認されたこの建物跡は、弥生時代の集落のあり方を知るうえで、重要な手がかりになるとみられている。
建物の周辺からは、祭祀などに使われたとみられる大型の壺も、数多く出土している。日常の道具とは異なるこうした出土品から、この一帯がどのような場所だったのかをめぐって、関心が寄せられている。
こうした出土の状況からは、建物のあった一帯が、祭祀などに関わる特別な空間であった可能性もうかがえる。単なる住まいの跡にとどまらない意味を持つ場所だった可能性が考えられている。
発見を受けて、現地説明会が開かれる予定である。あさっての午後一時半から、遺跡の現地で説明会が行われることになっており、見つかった建物の跡や出土品について、詳しい解説が行われるとみられる。
