初夏の海岸で夜光虫が幻想的な青白い光を放ち、訪れた人々を魅了
science | ANN News 24H |
海水温の上昇に伴い、日本各地の海岸でプランクトンの一種である夜光虫が大量発生し、波打ち際を青白い光が彩る幻想的な光景が広がっている。水温が20度前後になると活動が活発化するこの現象は、初夏の風物詩として今後もしばらく観測できる見込みだ。
初夏を迎えた日本の海岸で、プランクトンの一種である夜光虫が大量発生し、波打ち際に幻想的な青白い光が広がる光景が確認されている。26日夜には海岸を訪れた多くの人々が、白波に混じって時折輝く青白い帯状の光に魅了された。
夜光虫は海水温が上昇する初夏から夏にかけて活動が活発になるプランクトンで、水温が20度前後になると大量発生しやすいとされている。昼間には赤潮として海面を赤やオレンジ色に染め、日没後から深夜にかけては波などの外部刺激を受けることで青白く発光する特性を持つ。
海岸には夜光虫を一目見ようと多くの見物客が訪れており、砂を投げると海面全体にパッと青い光が広がる様子に歓声が上がっていた。訪れた人々は口々に「すごくきれい」「フランクトンが青く光るのを見に来た」と感想を述べ、スマートフォンで撮影する姿も多く見られた。
専門家によると、この現象は初夏の風物詩として知られており、海水温が適温を保つ間は今後もしばらく観測できる可能性があるという。特に波の立つ夜間が観察に適しており、月明かりの少ない夜ほど鮮やかに見えるとされている。
夜光虫の発光現象は世界各地の温暖な海域で見られるが、日本では特に太平洋沿岸や瀬戸内海での観測例が多い。近年は海水温の上昇傾向に伴い、発生時期が従来よりも早まる傾向が指摘されており、気候変動との関連を研究する専門家も増えている。自然が織りなすこの幻想的な光のショーは、毎年多くの観光客や写真愛好家を惹きつけている。