地元当局の発表などによると、きのう正午過ぎ、上海市内の高さ約500メートルの高層ビルに入る日本料理店に、果物ナイフを持った59歳の男が押し入り、3人が負傷して病院に運ばれた。うち2人は日本人で、いずれも命に別状はないという。
警察は現場で男の身柄を拘束した。当時、男の言動は混乱しており、精神疾患の治療歴があったことが判明している。事件が起きた店舗が入っているビルには日本企業も多く入居しており、在上海日本人コミュニティに衡撃が広がっている。
日本政府は事件を受けて中国側に対し、真相解明や再発防止、そして法人の安全確保などを申し入れた。日中関係が緊張状態にある中、在中国日本人の安全問題が改めて浮き彫りになった。
上海では過去にも外国人を狙った刃物事件が発生しており、在留邦人の安全対策が課題となっている。事件の動機や背景については現在も捜査が進められている。被害者の詳しい容態は明らかになっていないが、いずれも命に別状はないとのことだ。
