群馬県渋川市の住宅で、夫の弟にあたる男性に暴行を加えて死亡させたとして、41歳の無職の女が傷害致死の疑いで逮捕された。逮捕されたのは望月玲子容疑者で、義理の弟にあたる望月澄夫さんに暴行を加え、死亡させた疑いが持たれている。家族の間で起きた事件として、群馬県警が経緯を調べている。
事件があったのは去年2月13日の夜のことである。木々が生い茂る通りの先にある住宅が現場となり、その周辺には複数の住宅が立ち並んでいる。地元では古くからの家として知られる場所で起きた事件であり、近所の人の多くがこの家のことを知っていたという。
警察によると、亡くなった澄夫さんは、同じ敷地内にある別の住宅で生活をしていて、兄である夫と望月容疑者が暮らす家を定期的に訪れていたという。事件当日も澄夫さんはこの兄の家を訪れており、そこで倒れているところを発見されることになった。
事件が発覚するきっかけとなったのが、望月容疑者による不審な119番通報だった。容疑者は当初、男性が屋根から落ちて玄関先に倒れていると通報していたが、救急隊が駆けつけた際、澄夫さんが倒れていたのは屋外ではなく、家の中の土間だったという。説明と現場の状況が食い違っていたことになる。
この食い違いを不審に思った消防が警察に通報し、事件の解明につながった。亡くなった澄夫さんの上半身などには複数のあざがあり、その中には鈍器のようなもので殴られたとみられる傷も含まれていたという。こうした状況から、事故ではなく暴行による死亡の疑いが強まり、望月容疑者の逮捕に至った。
事件当時、望月容疑者の夫は県外に出ていたため不在だったとされる。容疑者は、亡くなった澄夫さんの生活上の行動や態度に不満を持っていたとみられており、警察は動機の解明を含め、当時の詳しい状況について調べを進めている。
