路上でのトラブルをめぐり、公務員が殺人未遂の疑いで逮捕される事態が明らかになった。逮捕されたのは茨城県の職員である赤津新一郎容疑者で、対向車を運転していた男性を車のボンネットに乗せたまま走行し、殺害しようとした疑いが持たれている。県の職員による重大な事件として、警察が経緯を詳しく調べている。
警察によると、事件が起きたのは5日、茨城県日立市石名坂町でのことだった。赤津容疑者は、道幅の狭い道路で車同士がすれ違う際に、対向車を運転していた30代の男性と口論になったという。狭い道での行き違いという、日常的にも起こりうる場面が、トラブルの発端となった形である。
その後、口論となった男性が車を降りて赤津容疑者の車に近づいてきたところ、赤津容疑者は急に車を発進させたとされる。男性は車のボンネットにしがみつく形となり、そのまま車は走行を続けた。降りてきた相手に向けて車を発進させたという状況が、事件の核心となっている。
赤津容疑者は、男性をボンネットに乗せたまま、およそ30メートルにわたって車を走らせたとみられている。しがみついていた男性は、約30メートル先で車から振り落とされ、足や腕に軽い怪我をした。幸いにも重傷には至らなかったものの、走行中の車から振り落とされる危険な状況だったことになる。
警察は、こうした一連の行為について殺害しようとした疑いがあるとして、赤津容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕した。一方、取り調べに対して赤津容疑者は、殺意はなかったとして容疑を否認しているという。警察は当時の詳しい状況や、車を発進させた経緯などについて調べを進めている。
県の職員が殺人未遂の疑いで逮捕されたことを受けて、茨城県はコメントを出した。県は、県民の皆様の信頼を損なってしまい申し訳ないとして謝罪しており、公務員による事件として、県への信頼への影響も避けられない情勢となっている。事件の全容解明に向け、今後の捜査の進展が注目される。
