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熊本地震から復旧進む 九州新幹線が一部再開も八代では国道3号に大渋滞

熊本地震から復旧進む 九州新幹線が一部再開も八代では国道3号に大渋滞

震度6強を観測した熊本地震のあと、交通や生活への影響が続いている。九州新幹線は7日、新水俣駅と鹿児島中央駅の間で本数を減らして運転を再開したが、被害の大きかった新水俣駅と熊本駅の間は再開に至っておらず、JR九州は8月中の再開は困難としている。一方、八代市では通行止めとなった九州自動車道の代わりに国道3号へ交通が集中し、2つの川に挟まれた麦島地区では橋を渡る住民が大渋滞に巻き込まれている。熊本総合病院では地震発生時に手術中だった医師が患者に覆いかぶさって守る様子も記録され、院内の4件の手術はすべて無事に終了した。

震度6強を観測した熊本地震のあと、被災地では交通や生活への影響が今も続いている。復旧に向けた動きは一歩ずつ進んでおり、7日には九州新幹線が通常運行に向けてまた一歩を踏み出した。一方で、鉄道も道路もなお正常化には至っておらず、熊本県内では至る所で交通への影響が残っている。地震の揺れの大きさを物語る新たな映像も入ってきており、被害の全容と復旧の道のりが改めて浮かび上がっている。

鉄道では、鹿児島中央駅からの始発の新幹線が新水俣駅に到着し、運転を再開した新幹線から乗客が降りてくる様子が見られた。今日再開したのは新水俣駅と鹿児島中央駅の間で、通常より本数を減らして運行している。ただし、熊本県内で被害の大きかった場所を通る新水俣駅と熊本駅の間では運行再開に至っていない。JR九州は復旧を進めているものの、この区間に関しては8月中の再開は困難とされている。

九州新幹線と在来線が乗り入れる新八代駅前では、現在この駅を発着する列車やバスがなく、駅の中に人の姿はない。駅前も規制され、関係者以外立ち入り禁止と書かれている。駅の外側の上の部分ではガラスが割れ、ぽっかりと穴が開いたような状況になっている。近隣の人によると、普段この時間帯の帰宅時間帯であれば利用者や迎えの車でこの駅前の駐車場がいっぱいになるというが、今日は普段のにぎわいは見られず、かなり閑散としている。

地震の揺れの大きさを示す映像として、熊本県八代市にある熊本総合病院の手術室の様子が公開された。当時、腹部の手術が行われていた現場を震度6強の揺れが襲い、立っていられないほどの横揺れの中で2人の医師が患者に覆いかぶさっている。周辺の医療機器が動いたり倒れたりする中でも患者のベッドは最後まで守られ、看護師は激しい揺れで転倒したにもかかわらず扉を開けて避難ルートを確保していた。地震発生時に院内では4件の手術が行われていたが、すべて無事に終了したという。

道路では、深刻な事態になっているのが八代市の国道3号が通る橋である。日常的に橋を利用する麦島地区の住人が特に影響を受けている。麦島地区は2つの川に挟まれた中州にあるため、八代の市街地や福岡方面に行くには橋を渡らなければならないのだが、地震の後、この橋で大渋滞が発生している。福岡ナンバーや鹿児島ナンバーなどの県外ナンバーに加え、乗用車以外のトラックなどの走行も目立っている。

渋滞の要因の一つが、地震で通れなくなった高速道路である。福岡から熊本を経由し鹿児島方面や宮崎方面へと至る九州の大動脈、九州自動車道は現在、熊本県内の一部区間で通行止めとなっている。その代わりに国道3号の交通量が増加しているのだ。九州道で一般車両も通行可能になるのは8月後半の予定だという。道路には大きな段差もでき、スピードを落としていても車が揺れるほどだった。

麦島地区を拠点に工事や草刈りなどあらゆる仕事を請け負う便利屋の木村さんは、地震で依頼は増えているものの、渋滞で思うように動けていないと話す。渋滞さえ解消されれば少しでも多くの客のもとに回れるが、それはなかなか数年は解消されない部分だと思うとして、客に理解を求めながら作業を続けているという。日常的に橋を利用する住民は迂回に20分から30分ほど余計にかかる状況で、熊本では地震から時間が経った今も交通への影響が各地で続いている。

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