サッカーのワールドカップ2026で、日本代表は初戦で強豪オランダと対戦し、二対二で引き分けた。両者のこれまでの対戦成績は日本から見て零勝一分け二敗で、一度も勝ったことのない難敵が相手だった。それだけに、勝ち点一を分け合った今回の結果は、日本にとって粘り強い大会の滑り出しとなった。
試合の序盤から、攻め込もうとするオランダに対し、日本は集中した守りでゴールを許さない展開が続いた。前半はゴールキーパーの鈴木ザイオンがスーパーセーブを連発し、相手の決定機を再三にわたって防いでみせた。両チームともに得点を奪えないまま、試合はスコアレスで後半へと折り返した。
均衡が破れたのは後半六分のことだった。オランダが先制点を奪い、日本は早い時間帯でリードを許す苦しい立場に追い込まれた。世界の強豪を相手に、ビハインドを背負ったまま反撃を強いられる難しい展開となった。
しかし日本の反応は素早かった。その六分後、ワールドカップ初出場の中村ケイトが右足を振り抜いて同点ゴールを決め、試合を一対一に引き戻した。早い時間での失点をすぐに取り返したことで、日本は再び互角に渡り合える流れを呼び込んだ。
それでも試合は一進一退の攻防が続いた。後半十九分、オランダが追加点を挙げて再び勝ち越しに成功し、日本は二度目のビハインドを背負うことになった。残り時間が少なくなる中で、日本は同点を目指して攻勢を強めていった。
そして終盤の後半四十四分、鎌田大地がゴールを決めて試合を再び振り出しに戻した。日本はこの二対二のまま試合を終え、勝利こそ逃したものの、過去に勝てていない強豪を相手に引き分けに持ち込み、好スタートを切る形で初戦を締めくくった。
