自動車の耐久レースとして知られるルマン24時間レースで、日本のトヨタが四年ぶりの総合優勝を果たした。レースはフランスのサルトサーキットで行われ、世界三大レースの一つに数えられる大舞台で、トヨタが頂点に返り咲く結果となった。
ルマン24時間レースは百年以上の歴史を誇り、今回も約三十万人の観客が訪れた。三人のドライバーが交代しながら夜を徹してサーキットを走り続け、二十四時間が経過した時点で最も多く周回を重ねた車が優勝となる、過酷さで知られるレースである。
四年ぶりの優勝を狙ったトヨタレーシングは、元F1ドライバーでチーム代表を務める小林可夢偉選手が乗る7号車などで臨んだ。しかしその7号車はレース序盤、タイヤの空気圧が抜けるトラブルに見舞われ、上位から後退して苦しい展開を強いられる場面もあった。
それでも7号車は終盤にかけて一気にペースを上げ、同じトヨタの8号車とともにトップグループへと浮上した。過酷な二十四時間を走り切り、優勝争いの主役へと押し上がっていった。
最終的に小林可夢偉選手が見事にトップでチェッカーフラッグを受け、7号車がトヨタにとって六回目となる総合優勝を飾った。序盤のトラブルを乗り越えての勝利となり、苦しい展開からの逆転での栄冠となった。
さらに、平川亮選手が所属する8号車も三位に入り、トヨタは一位と三位を占めるダブル表彰台を達成した。トラブルからの巻き返しでつかんだ総合優勝と、複数台での表彰台は、チームにとって価値の大きい結果となった。
四年ぶりの総合優勝は、トヨタの耐久レースへの取り組みにとって大きな弾みとなりそうだ。世界三大レースの一つで頂点と表彰台を同時に手にしたことは、チームの層の厚さを示す形となった。
