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神戸・有馬温泉の有馬稲荷神社で火事、八十代の宮司夫婦がやけど

神戸・有馬温泉の有馬稲荷神社で火事、八十代の宮司夫婦がやけど

神戸市の有馬温泉にある有馬稲荷神社で火事があり、宮司の自宅や社務所などが全焼した。八十代の宮司夫婦が頭などにやけどを負って搬送された。現場までは約二百段の階段があり、消火活動は難航した。

神戸市の有馬温泉にある神社で火事があり、八十代の宮司夫婦がけがをした。火が出たのは有馬稲荷神社で、宮司の自宅や社務所などが焼ける事態となった。温泉街を見下ろす山あいで起きた火災は、人気の観光地を不安に包む出来事となった。

火事が起きたのは、きのうの午後九時半ごろのことだった。神戸市内で、ホテルの宿泊客から山の方で燃えているという通報が消防に寄せられた。夜の闇の中、山の斜面で炎が上がる様子が宿泊客の目に留まり、それが通報のきっかけとなった。

消防によると、この火事で有馬稲荷神社にある宮司の自宅や社務所などが全焼した。神社に付随する建物が広く焼け落ちる被害となり、火の勢いの強さがうかがえる。長く地域に親しまれてきた神社の施設が、一夜にして大きな損害を受けた。

この火事では、八十代の宮司夫婦が頭などにやけどを負い、搬送された。高齢の夫婦が火災に巻き込まれ、負傷したことで、被害は建物だけにとどまらなかった。神社を守ってきた二人がけがを負ったことは、地域にとっても重い知らせとなった。

消火活動には大きな困難が伴った。火災の現場までは、およそ二百段の階段があり、消火活動が難航したという。急な斜面と長い石段が消防隊の到達を阻み、放水などの作業を進める上での障害となった。山の中腹という立地が、消火を一層難しくした。

それでも消防は懸命の対応にあたった。この火事では、消防車など合わせて二十一台が出動した。多くの車両と人員が投入された末に、火はおよそ五時間後に消し止められた。鎮火までに長い時間を要したことからも、現場の厳しさが浮かび上がる。

有馬稲荷神社は、有馬温泉の山の中腹にあり、温泉街が一望できる人気の観光地として知られている。多くの人が訪れる景勝の地で起きた今回の火災は、観光地の一角を直撃する形となった。火が出た原因など、詳しい状況は今後の調べで明らかにされるとみられる。

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