南太平洋の島国、ナウル共和国について、ナウル政府は正式な国名を現地の呼び方である「ナオエロ共和国」に変更したと発表しました。長く国際的に使われてきた呼び名を、現地の言葉に基づく名称へと改める動きです。
ナウルは南太平洋に位置する島国で、世界で三番目に小さい島国として知られています。今回の発表は、その小さな島国が自国の正式な呼称をめぐって行った決定として、注目されています。
政府によりますと、「ナオエロ」という呼び方は、すでに国民のアイデンティティとなっているということです。国名としての位置づけにとどまらず、人々にとって身近な自分たちの呼称として根づいていると説明されています。
実際に「ナオエロ」は、国の紋章にも掲げられているほか、地域社会でも日常的に使われているということです。さらに、憲法上でもこの呼び方が認められているとされ、制度の面でも裏づけがある名称だとしています。
それにもかかわらず、これまで国際的には「ナウル」という呼び方が広く使われてきました。これは植民地時代に、外国人が現地語の名である「ナオエロ」を正しく発音できなかったため、「ナウル」という呼び方の方が定着したためだということです。
今回の国名変更を受けて、日本語での表記をどうするかが課題となります。この点について政府側は、日本語での表記は協議中で、まだ決まっていないことを明らかにしました。
「ナオエロ」という単語の発音は日本語にはないため、無理に表記しようとすると難しい面があるということです。そのため、日本語では今後も引き続き「ナウル」と表記される可能性もあるとされています。
