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愛知で還付金詐欺が急増、被害総額八億円超で全国最悪

愛知で還付金詐欺が急増、被害総額八億円超で全国最悪

愛知県で還付金詐欺の被害が急増し、今年一月から五月までの認知件数は二百八十六件、被害総額は八億二千二百万円に上り、件数・被害額ともに全国で最も多くなっています。今年三月には県内の七十代男性が二日続けて総額四百万円をだまし取られました。

愛知県で還付金詐欺の被害が急増している。県内では今年一月から五月までの認知件数が二百八十六件に上り、被害総額は八億二千二百万円に達した。件数、被害額ともに全国で最も多い深刻な状況となっており、高齢者を中心に被害が広がっていることから、警察が改めて注意を呼びかけている。

被害に遭った一人が、今年三月に総額四百万円をだまし取られた県内の七十代の男性だ。きっかけは、自宅にかかってきた一本の電話だった。男性は相手の男からの話を、妻の医療費に関する給付金の手続きだと思い込んでしまい、そのまま指示に従ってしまったという。

男は、ATMで給付金の予約番号が取れるなどと持ちかけ、男性は言われるまま銀行のATMに向かった。不審に思いながらも、男から何度も連絡を受けるうちに、迷惑をかけては申し訳ないという思いも重なり、指示された通りにATMを操作してしまったとされる。

しかし、実際に誘導されていたのは給付金の受け取りではなく振り込みの操作で、男性は合わせておよそ二百万円をだまし取られた。その後、明細を確認して詐欺だと気づいた男性は、すぐに警察へ相談したが、被害はそれだけでは終わらなかった。

翌日、今度は警察を名乗る男から、昨日振込の予約がされているので解除の手続きをしてほしいなどと電話があった。男性は再び信じてATMに向かい、さらに二百万円をだまし取られた。二日続けての被害で、被害額は総額四百万円にまで膨らんだ。

こうした手口は還付金詐欺と呼ばれ、高額医療費の還付などの手続きを名目に、ATMを操作させて金をだまし取るものだ。愛知県内では去年から急増しており、認知件数は前年のおよそ二倍、被害額は四倍に達している。四月までの時点で件数、被害総額がいずれも全国最悪となっており、警察は電話の指示で安易にATMを操作しないよう警戒を強めている。

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