特殊詐欺の拠点となっていた二か所で、警察が二人の容疑者を逮捕しました。警察は、二つの拠点が一つのグループによって使われていたとみて、詐欺の実態の解明を進めています。電話で人をだます特殊詐欺が後を絶たないなか、その拠点に踏み込んでの摘発となりました。
逮捕されたうちの一人は、愛知県日進市の北島久吉容疑者です。警察によりますと、北島容疑者は今年五月、警察官などを名乗って女性に電話をかけ、現金三百九十万円をだまし取った疑いがもたれています。警察官をかたることで相手を信用させ、金をだまし取ろうとしたとみられています。
もう一人は、名古屋市南区の佐野純一容疑者です。佐野容疑者は今年六月、北島容疑者と同じような手口で、現金をだまし取ろうとした疑いがもたれています。実際にだまし取ろうとした行為が、捜査の中で問題とされました。
警察は昨日、日進市にある詐欺の拠点で北島容疑者を、名古屋市南区にある拠点で佐野容疑者を、それぞれ見つけて逮捕しました。詐欺に使われていたとみられる二つの拠点に捜査の手が及び、二人の身柄が確保された形です。
警察は、二人が使っていた手口や、拠点から押収した品物などから、二か所の拠点が同じグループのものであるとみています。それぞれ別の場所にありながら、同じグループによって運営されていた可能性があるとして、つながりを詳しく調べています。
警察は、二人の認否を明らかにしていません。今後は、二つの拠点がどのように使われ、どれだけの被害につながっていたのか、グループの全体像の解明を進める方針です。北島容疑者が女性から三百九十万円をだまし取ったとされる一方、佐野容疑者は同じような手口で金をだまし取ろうとした疑いがもたれており、警察は二人の関わりを慎重に調べています。
