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米軍キャンプ座間で消防士として勤務する生駒利一郎容疑者が、同僚の男性消防士が職場で作った味噌汁やキャベツ汁の鍋に毒性のあるエチレングリコールを混入させた疑いで逮捕された。被害者の男性は味に違和感を覚え、めまいや吐き気を感じていたという。
米軍キャンプ座間で消防士として勤務していた生駒利一郎容疑者が、同僚の男性消防士が職場で個人的に作っていた味噌汁やキャベツ汁の鍋に、毒性のある液体を混入させた疑いで逮捕された。鑑定の結果、混入された物質は自動車の不凍液などに使用されるエチレングリコールであることが判明した。エチレングリコールは人体に摂取されると腎機能を著しく低下させ、最悪の場合は死に至る可能性がある極めて危険な化学物質である。
被害を受けた男性消防士は、自分が飲む味噌汁などの味に継続的な違和感を覚えており、時にはめまいや吐き気を感じることもあったという。異変を感じた男性は、症状が出た日時を詳細に記録していた。この記録が後の捜査において重要な証拠となり、容疑者の特定につながったとされている。男性はキャンプ座間内の軍警察に被害を相談し、正式な捜査が開始された。
軍警察による捜査では、被害者の男性が保管していた味噌汁などのサンプルが科学鑑定に回された。鑑定の結果、サンプルからエチレングリコールの成分が検出されたことで、意図的な毒物混入の事実が確認された。さらに、被害者が記録していた異変発生の日時と、キャンプ座間における各消防士の勤務シフトを照合した結果、犯行が可能な時間帯に常に勤務していた生駒容疑者が容疑者として浮上した。
生駒容疑者は逮捕後の取り調べに対し黙秘を貫いており、犯行の動機や詳細な経緯については明らかになっていない。生駒容疑者と被害者の男性はキャンプ座間で消防士として共に勤務する同僚関係にあった。両者の間に何らかのトラブルや対立があったのか、あるいは他の動機が存在するのかについて、捜査当局は引き続き詳しく調べを進めている。
米軍基地内で日本人消防士による同僚への毒物混入事件が発生したことは、基地の安全管理体制にも疑問を投げかけている。職場における飲食物への異物混入は、発覚が遅れれば被害者の生命に直結する極めて深刻な犯罪行為である。今回のケースでは、被害者自身が味の異変を察知し、発症日時を記録するという冷静な対応が早期解決につながった。捜査当局は、生駒容疑者がエチレングリコールをどのように入手し、いつから犯行を繰り返していたのかについても解明を進める方針である。