千葉県袖ケ浦市の病院で、入院していた90歳の男性の顔を殴るなどしてけがをさせたとして、千葉県警は看護助手の山口優太容疑者(30)を傷害の疑いで逮捕した。逮捕は今月4日で、木更津警察署が捜査を進めている。
警察によると、山口容疑者は先月29日の午後7時ごろ、勤務先である袖ケ浦さつき台病院で、入院中の90歳の男性患者の顔を複数回殴った疑いが持たれている。さらに、肘で男性の腹を打つなどしたとされ、男性は軽いけがをした。
被害を受けた男性は、重い認知症を患っていたという。山口容疑者は看護助手として病院に勤務し、この男性のおむつ交換などの介助を担当する立場だった。
事件が明らかになったきっかけは、今月3日に病院の職員が、男性の顔にあざがあることに気づいて通報したことだった。病院側の通報を受けて、警察が捜査を始めた。
その後の調べで、院内に設置された防犯カメラの映像に、山口容疑者が男性に暴行を加える様子が記録されていたことが分かった。この映像が、容疑を裏付ける有力な証拠になったとみられる。
取り調べに対し、山口容疑者は容疑を認めているという。動機について「抵抗された際に手をかまれ、胸を蹴られてかっとなり、暴力に及んだ」などと供述しているとされる。
警察は、山口容疑者が今回のほかにも入院患者に暴行を加えていた可能性があるとみて、当時の詳しい経緯や余罪の有無について調べを進めている。
