LIVE PROTOCOL
EET--:--:-- edition--.--.--

中国が日本のEEZ内で射撃訓練 防衛省が初めて公表

中国が日本のEEZ内で射撃訓練 防衛省が初めて公表

中国海軍の艦艇が日本の排他的経済水域内で射撃訓練を行っていたことが分かった。防衛省が中国によるEEZ内での射撃訓練を公表するのは初めてで、ミサイル駆逐艦が機関銃を放ち、艦艇はおよそ百八十キロの距離まで接近していた。防衛省は外交ルートを通じて中国側に申し入れを実施した。

中国海軍の艦艇が日本の排他的経済水域(EEZ)内で射撃訓練を行っていたことが分かった。防衛省が中国によるEEZ内での射撃訓練を公表するのは、今回が初めてだという。訓練では中国のミサイル駆逐艦が機関銃を放っており、艦艇は日本側におよそ百八十キロの距離まで接近していた。海上での中国側の活動が、これまでにない形で明らかになった格好だ。

この件の第一報は、イギリスを訪問中だった小泉防衛大臣から伝えられた。防衛大臣がこの発言を行ったあと、防衛省は現場の状況を撮影した写真を公開し、中国艦艇の動きを具体的に示した。写真の公表によって、EEZ内での射撃訓練の事実が裏づけられた形となった。

防衛省は今回の射撃訓練を受け、外交ルートを通じて中国側に申し入れを実施した。日本のEEZ内で行われた一連の行動に対して、政府として問題視する立場を伝えたものだ。中国側の艦艇がどこまで接近し、どのような訓練を行ったのかが、今回の対応の焦点となっている。

射撃訓練を行った四隻の艦艇は、今月上旬に中国の沖合で実施された合同軍事演習に参加していたものだった。演習が終了したあと、合同パトロールとして一部の船が向かった先が、日本最南端の沖ノ鳥島の周辺だった。演習からパトロールへと続く一連の航行の中で、日本の周辺海域に接近していたことになる。

中国の動きは海上だけにとどまらない。空でも活動が活発化しており、先月二十七日には戦闘機や爆撃機が合同飛行を実施した。これらの機体は日本海から東シナ海、太平洋にかけて、日本の西側を取り囲むように飛行し、航空自衛隊が緊急発進する事態となった。海と空の双方で、日本周辺での中国の行動が目立っている。

EEZ内での射撃訓練について中国政府に問うと、その海域は「島ではない」と主張したという。日本が沖ノ鳥島を起点とするEEZを主張しているのに対し、中国側はその前提そのものを認めない姿勢を示した形だ。両国の立場の違いが、今回の射撃訓練をめぐっても改めて浮き彫りになった。

一連の海と空での行動を通じて、中国はロシアと共に軍事力を示す格好となった。防衛省が中国によるEEZ内での射撃訓練を初めて公表したことで、日本の周辺で中国の活動が広がっている実態が、改めて明らかになった。防衛省は今後も中国側の動向を注視するものとみられる。

Loading article...