LIVE PROTOCOL
EET--:--:--edition--.--.--
avalw news
StatisticsApply as a creatorLogin
GL Global
Categories

福岡県議会の現金授受疑惑、鑑定でAI作成説は否定的 副議長は否認

福岡県議会の現金授受疑惑、鑑定でAI作成説は否定的 副議長は否認 | AVALW News

福岡県議会で正副議長のポストをめぐり現金がやり取りされていたとされる疑惑で、中尾正幸副議長が公表された音声を自身の声を使ってAIが作り出したものだと主張してきましたが、専門家による鑑定でAIが生成した可能性は極めて低いと指摘されました。ANN(テレビ朝日系)によると、中尾副議長は今日の会見で、当初はAIによる改ざんの可能性を訴えていたものの、途中から自分の声だと認めるなど説明が揺れ、金銭の授受については事実無根だと否定しました。以前に議長を務めた県議は総額でおよそ二千万円が自民党県議団の幹部らに支払われたと告発し、元副議長の江藤秀幸議員は二〇二〇年に八百二十五万円を支払ったと認めています。告発では自民党福岡県連会長の松本邦弘県議らの名前も挙がり、県議会は外部の専門家による全県議への聞き取りを進める方針です。

福岡県議会で正副議長のポストをめぐって現金がやり取りされていたとされる疑惑は、証拠とされる音声の真偽をめぐって新たな展開を迎えました。ANN(テレビ朝日系)によると、疑惑の渦中にある中尾正幸副議長は、告発の裏づけとして公表された音声について、自身の声を使ってAIが作り出した会話にすぎないと主張してきましたが、専門家による鑑定では、この音声がAIによって生成された可能性は極めて低いと指摘されました。物証を偽物だとする説明の根拠が、専門的な分析によって大きく揺らいだ形です。

そもそもこの疑惑は、地方議会の要職であるポストへの就任に際して、現金が動いていたのではないかというものです。ANNによると、正副議長のポストをめぐり、就任を望む側から自民党県議団の幹部側に金銭が渡されていたとされ、長年続いてきたとされる慣習の存在が、県政の場で厳しく問われることになっています。地方議会の要職の決め方は、住民の代表をどう選ぶかという民主主義の根幹にもかかわる問題であり、そこに金銭が絡んでいたとなれば、地方政治の透明性や公正さに対する住民の信頼を大きく揺るがしかねない事態だといえます。

告発を行ったのは、以前に議長を務めた県議です。ANNによると、この県議は、正副議長のポストをめぐり、総額でおよそ二千万円が自民党県議団の幹部らに支払われていたと告発しました。告発の中では、自民党福岡県連会長を務める松本邦弘県議ら幹部の名前も挙がっています。松本県議らは昨日、上京して自民党の鈴木幹事長と面会し、まずは福岡県連で十分に実態を調べることが重要だと伝えたとされ、疑惑が党本部を巻き込む形へと広がりつつあることをうかがわせています。

この告発の裏づけとして示されたのが、問題の音声でした。ANNによると、音声は五月上旬に開かれたゴルフ会の翌日に交わされたとされ、現金を渡すよう求めるような会話の内容だと説明されています。これまでは、支払ったとする側と受け取りを否定する側の証言が真っ向から食い違うだけの状況が続いていましたが、そこに録音データという具体的な物証が公表されたことで、疑惑は証言の対立という段階から、証拠そのものの真偽をめぐる争いへと大きく段階を進めることになりました。

その音声について、中尾副議長は今日の会見で説明を大きく揺らがせました。ANNによると、中尾氏は当初、AIによる改ざんの可能性を訴えていましたが、記者から専門鑑定でAI生成の可能性は極めて低いと指摘されると、途中からは自分の声だと認めるなど、発言に一貫性を欠く場面が目立ちました。そのうえで、金銭の授受そのものについては事実無根だと否定しています。記者から県民が納得すると思うかと問われた際には、中尾氏自身が「納得しないでしょうね」と述べ、説明の苦しさをにじませました。

一方で、支払いがあったとする証言は、複数の関係者から出ています。ANNによると、元副議長の江藤秀幸議員は、副議長のポストを得るために合わせて八百二十五万円を支払ったと認め、これを長年の慣例に沿ったものだと説明しています。また同じ時期に議長を務めた県議も、ゴルフ会などの費用として三百万円を支払ったと証言しています。支払ったとされる側が自ら金額や経緯に触れて具体的に語っているだけに、受け取りを否定し続ける幹部側の説明との隔たりは、いっそう際立っています。

事態を受けて、福岡県政のトップも対応を迫られています。ANNによると、服部福岡県知事は、事実関係を明らかにすることが自らの責務だとしたうえで、外部の有識者による調査に全面的に協力し、疑念を払拭することに全力を尽くしたいと述べました。県議会も外部の専門家による全県議への聞き取りを進める方針で、AIによる偽造という主張が鑑定によって否定的に評価されたことで、今後は音声の内容そのものと、慣習とされてきた資金のやり取りの実態解明に、調査の焦点が移っていくとみられます。

Loading article...