福島県天栄村の山林で三十一日午前九時ごろ、親戚と山菜取りに訪れていた七十代の男性が後ろからクマに襲われる被害が発生した。ANN Newsの報道によると、男性は一人で山菜を採っていた際にクマに突然襲われ、顔などを引っかかれて怪我を負ったが、近くにいた人に助けを求め、病院に搬送された。命に別状はないということである。
警察と消防の発表によると、男性は親戚とともに天栄村の山林を訪れていたが、山菜取りの際に単独で行動していたところをクマに背後から襲われたという。クマは男性の顔面を中心に引っかき傷を負わせた後、その場を離れたとみられている。男性は自力で近くにいた人のもとへたどり着き、救助を要請した。
現場付近では同じ個体であるかどうかは確認されていないが、村道脇でもクマが出没している目撃情報が寄せられている。警察は付近のパトロールを強化するとともに、地域住民や山林を訪れる人々に対し、クマへの警戒を呼びかけている。
山菜取りの季節を迎え、全国各地でクマと人間の遭遇事案が相次いでおり、福島県内でも今年に入ってからクマの目撃情報や被害報告が増加傾向にある。専門家は山林に入る際にはクマよけの鈴を携帯し、複数人で行動することを推奨しているが、今回のケースのように単独行動中の被害は後を絶たない状況が続いている。
天栄村を管轄する警察署は、現場周辺にクマの痕跡がないか調査を続けるとともに、地域住民に対し不用意に山林へ立ち入らないよう注意喚起を行っている。東北地方ではクマの生息域が拡大し、人里への接近が顕著になっていることから、各自治体が対策を強化しているところである。
