岐阜大学医学部附属病院で、入院していた患者が心肺停止の状態で見つかり、その後死亡していたことがわかりました。病院の調査で、患者の容体の急変を知らせるアラームが鳴っていたにもかかわらず、看護師が確認を怠っていたことが明らかになり、病院の患者対応のあり方が問われる事態となっています。
病院によりますと、亡くなったのは、去年七月に意識障害があり、手術を受けて入院していた患者です。この患者が、入院中に心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されたということです。容体が急に悪化したとみられる中での死亡でした。
その後の病院の調査によって、患者が心肺停止になる前の段階で、容体の急変を知らせるためのアラームが鳴っていたことがわかりました。本来であれば、このアラームによって、患者の異変に早く気づき、対応につなげることができたとみられます。
しかし、調査の結果、このアラームが鳴っていたにもかかわらず、看護師が確認を怠っていたことが明らかになりました。アラームが発せられたあとも、必要な確認や対応が適切に行われないまま、時間が経過していたとみられています。
病院によりますと、このアラームは、複数の看護師に対して、携帯端末を通じて通知される仕組みになっていました。一人の看護師だけでなく、複数の看護師が異変に気づけるよう、情報が共有される設計だったということです。
ところが、実際には、通知を受け取るはずの端末の中に、ログオフの状態になっていたものや、充電中のものもあったということです。このため、せっかくのアラームの通知が十分に機能しなかった可能性があり、病院は再発防止に向けて対応を進めるものとみられます。
