岐阜県内で金属加工の工場を経営する六十代の男性が、自分の工場で思わぬものを見つけました。異変に気づいたのは先月、いつも通り工場に出勤した朝八時頃のことでした。
工場のカーポートに取り付けられていたのは、モバイルバッテリー付きの小型カメラでした。男性は最初、それがカメラだとは思わなかったといいます。
不審に感じた男性は、まずカメラの写真を撮ってから外出しました。ところが、三十分後に工場へ戻ると、その短い時間のうちにカメラはなくなっていました。
発覚を恐れた何者かが、男性が不在にしたわずかの間に回収したものとみられます。男性はその後、警察に相談しました。
その後の捜査で、新たな事実が分かってきました。このカメラは、男性の息子が暮らす住宅の玄関付近を盗撮していた可能性があることが判明したのです。
警察は、侵入や強盗などの犯罪が発生する前の下見だった可能性が高いとみています。実際、下見とも取れる複数の車が、以前から現場の周辺で目撃されていました。
こうした動きは、この工場に限った話ではありません。岐阜県内では、事件の下見と思われる行為の通報が、今年一月から四月末までの間に八十件寄せられているということです。
