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自衛隊射撃場の銃撃事件、追悼式を非公開で実施

自衛隊射撃場の銃撃事件、追悼式を非公開で実施

陸上自衛隊の日野基本射撃場で、過去に起きた銃撃事件の犠牲者を悼む追悼式が非公開で行われました。森山駐屯地の隊員ら約四十人が参列し、当時自衛官候補生だった渡辺直杜被告による事件では二人が死亡、一人が重傷を負っています。

陸上自衛隊の日野基本射撃場で、かつてこの場所で起きた銃撃事件の犠牲者を悼む追悼式が、午前十時から非公開で行われました。式は報道陣に公開されない形で営まれ、亡くなった隊員を静かに追悼する場となりました。射撃場という訓練の現場で命を落とした隊員に、改めて祈りがささげられた形です。

追悼式には、森山駐屯地に所属する隊員らおよそ四十人が参列しました。事件の記憶を共有する同じ部隊の関係者が集まり、厳粛な雰囲気の中で式は進められました。参列した隊員たちは、犠牲となった仲間に向き合い、それぞれの思いを胸に黙とうをささげたとみられます。

式では、第三十五普通科連隊長の坂本勝義一等陸佐が追悼の辞を述べました。坂本一等陸佐は、これからも責任ある行動を貫いていくことを誓いますと述べ、二度と同じような事態を起こさないという決意を示しました。部隊を率いる立場から、再発防止への強い姿勢を改めて表明した形です。

この追悼式は、2023年6月に発生した事件を受けて行われたものです。当時、自衛官候補生だった渡辺直杜被告が、射撃訓練の最中に小銃で隊員を撃ったとされています。訓練という日常の現場で起きた前例のない事態は、自衛隊に大きな衝撃を与えました。

この事件では、撃たれた隊員のうち二人が死亡し、一人が重傷を負いました。指導や訓練にあたっていた隊員が標的となったとされ、被害の大きさが事件の深刻さを物語っています。亡くなった隊員の遺族や同僚にとって、事件は今なお重く受け止められています。

渡辺被告は強盗殺人などの罪で起訴されましたが、裁判は現在も始まっていません。事件から年月がたつ中でも公判の見通しははっきりせず、真相の解明や責任の問い方をめぐる手続きはこれからとなります。追悼式は、その節目の中で営まれました。

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