兵庫県相生市で、市民の個人情報がSNS上に漏えいしていたことが分かりました。市が管理していた個人情報の一部が、外部に流出した形となっています。流出した情報には市民の名前や住所などが含まれており、市は事態を重く受け止め、原因の調査を進めています。
市によりますと、今回SNS上に漏えいしたのは、二千十九年度から二千二十一年度にかけて市にふるさと納税をした市民と、二千十五年度から二千二十一年度にかけて温泉利用券の返礼品を受け取った人たちの情報です。これらを合わせると、漏えいしたのは二十三人分の名前や住所などにのぼるということです。
一方で、今回漏えいした情報の中には、銀行口座などの口座情報は含まれていなかったということです。金銭の引き出しなどに直接つながる情報の流出は確認されていないものの、名前と住所という個人を特定できる情報が外部に出てしまったこと自体が、大きな問題として受け止められています。
市によりますと、SNS上に投稿されていたのは、市が管理していたデータの一部とみられています。つまり、今回明らかになった二十三人分という数字は、市が保有していた個人情報のうちの、ごく一部にとどまっている可能性があるということです。そのため市は、より広い範囲での流出の可能性についても警戒を強めています。
市の説明によりますと、仮に市が管理していたデータの全体が漏えいしていた場合には、その規模はおよそ二万三千人分の個人情報の流出に及ぶおそれがあるということです。今回判明した二十三人分と比べて、被害が大幅に拡大する可能性も否定できず、市は引き続き流出の全体像の把握を急いでいます。
市は今回の漏えいについて、その原因の特定を進めています。調査にあたっては、さまざまな可能性を視野に入れており、市の職員による漏えいの可能性も含めて、幅広く調べを進めているということです。市民の個人情報がどのような経緯で外部に流出したのか、今後の調査によって明らかにしていく方針です。
