イラン革命防衛隊は三日、ホルムズ海峡周辺でアメリカから攻撃を受けたことへの報復として、中東に駐留するアメリカ軍基地を標的にミサイルとドローンによる攻撃を実施したと発表した。攻撃はクウェートとバーレーンにある施設に向けられた。
イラン外務省はクウェートとバーレーンにある施設がアメリカ軍の作戦に使用されていると指摘し、両国が攻撃に対する直接的な責任を負うと主張した。イランは今回の行動をアメリカの軍事行動に対する正当な報復であるとの立場を示している。
攻撃を受けたクウェートでは国際空港や民間施設に被害が出ており、これまでに一名が死亡し六十三名が負傷したことが確認された。民間インフラへの被害は深刻で、空港周辺の施設にも損害が及んでいる。
クウェート国際空港はこの攻撃を受けて一時閉鎖され、すべての商業便の運航が停止された。空港の閉鎖は周辺地域の航空交通にも大きな影響を与え、多数の旅客が足止めを余儀なくされた。
クウェート外務省はイランの行為を侵略行為と非難し、適切な措置を講じるとの声明を発表した。この声明は中東地域の緊張がさらに高まる可能性を示唆している。
一方、アメリカのトランプ大統領は同日、イランとの交渉が順調に進んでいるとした上で、戦闘終結に向けた覚書の締結について今週末にも成立する可能性があるとの見方を示した。しかしイラン外務省は交渉に具体的な進展はないとの立場を崩していない。
アメリカ連邦議会の下院は、トランプ大統領が議会の承認なしにイラン攻撃を継続できないよう制限する決議案を賛成多数で可決した。採決では与党共和党の議員四名も賛成に回ったが、上院を通過してもトランプ大統領には拒否権がある。
