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海自呉地方総監部、輸送艦おおすみの隊員自殺をめぐりパワハラで海曹二人を停職処分

海自呉地方総監部、輸送艦おおすみの隊員自殺をめぐりパワハラで海曹二人を停職処分

海上自衛隊呉地方総監部は、輸送艦おおすみの艦内で、後輩隊員に対し給料に関する揶揄などのハラスメント行為をして自殺に追い込んだとして、四十代の一等海曹と二等海曹の二人を停職の懲戒処分にしたと発表しました。二人の言動はパワハラに該当し、自殺に至らしめる要因になったと判断されました。問題は百人以上への聞き取り調査で明らかになりました。

海上自衛隊呉地方総監部は、輸送艦おおすみの艦内で、後輩の隊員に対してハラスメント行為をし、その隊員を自殺に追い込んだとして、四十代の一等海曹と二等海曹の二人を停職の懲戒処分にしたと発表しました。ANN News 24Hが伝えたところによりますと、二人の言動はパワーハラスメントに当たり、自殺に至らしめる要因になったと判断されています。

呉地方総監部などによりますと、問題となった行為があったのは、二〇二三年十二月十九日のことです。輸送艦おおすみの艦内にある執務室で、後輩の隊員が結索ロープの取り扱いを練習していたところ、四十代の二人の海曹がその様子を見て、心ない言葉を投げかけたとされています。

二人は、ロープの扱いを練習していた後輩の隊員に対して、それで給料を多くもらえていいな、何もできていないのにもらえていいな、などと揶揄する発言をしたということです。こうした言動は、指導の範囲を超えた一方的なもので、相手の人格をおとしめるものだったとみられています。

発言を受けた後輩の隊員は、その直後に執務室を出ていきました。そして、それからおよそ十分後、艦内にある倉庫の中で意識のない状態で見つかりました。隊員は搬送されましたが、その後、死亡が確認され、突然の出来事に周囲にも大きな衝撃が広がりました。

呉地方総監部は、二人の海曹の一連の言動がパワーハラスメントに該当し、後輩隊員を自殺に至らしめる要因になったと判断しました。そのうえで、二等海曹を停職七か月、一等海曹を停職六か月とする、いずれも重い停職の懲戒処分にしたと明らかにしています。

この問題は、隊員が亡くなったあとに行われた調査の中で明らかになりました。呉地方総監部は、当時の状況を詳しく調べるため、百人以上の隊員に対して聞き取り調査を実施し、その過程で二人の海曹によるハラスメント行為の実態が浮かび上がったということです。

自衛隊では、これまでもハラスメントが繰り返し問題となっており、組織として再発防止に取り組む姿勢が問われています。今回のように、上下関係の中で行われた言動が部下を死に追いやる事態となったことを重く受け止め、職場環境の改善やハラスメント防止の徹底が改めて求められています。

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