県立の総合病院に勤務していた元研修医の男性が、病院内で出産を間近に控えた妊婦の様子を盗撮した疑いで、書類送検された。警察は送検にあたり、起訴を求める厳重処分の意見をつけたとしている。
警察によると、男性が盗撮をしたとされるのは去年八月で、勤務先である病院の中だった。患者が身を委ねる医療の現場で、ひそかに撮影が行われていた疑いがあるとして、捜査が進められてきた。
この男性をめぐっては、ことし二月にも、大阪市内の商業施設で女性のスカートの中を盗撮しようとした疑いで逮捕されていた。その際、男性はいったん釈放されていたという。
釈放後の捜査の過程で、男性の自宅からはスマートウォッチ型の小型カメラが複数見つかった。警察がこれらのカメラに残された映像を詳しく解析したことで、新たな事実が浮かび上がった。
解析の結果、ストレッチャーに乗せられた妊婦の様子が映っていることが確認され、病院内での盗撮の疑いが明らかになった。これを受けて、警察は今回の書類送検に踏み切ったとみられる。
患者が安心して治療や出産に臨むべき医療機関で起きたとされる事案であり、警察は起訴を求める意見をつけるなど厳しい姿勢で臨んでいる。今後は、検察がどのような処分を下すかが焦点となる。
