神戸市で小学生の女の子が遺体で見つかった事件は、発見から今月七日で二十五年を迎える。事件は今も解決に至っておらず、警察は二十五年という節目を前に、改めて広く情報の提供を呼びかけている。
事件が起きたのは、二千一年六月三日のことである。神戸市に住む当時小学三年生だった宮崎佐紀さんが行方不明になり、その後、消息が分からないままとなった。家族や周囲が捜す中で、最悪の結果が待っていた。
そして同じ月の七日、宮崎さんは、自宅からおよそ三キロ離れた有野川で、遺体となって見つかった。幼い女の子が変わり果てた姿で発見されたことは、周囲に大きな衝撃を与えた。
警察は、宮崎さんが車にはねられたあと、川の上流の端から遺棄されたとみて、捜査を続けてきた。しかし、事件の発生から長い年月が経った今も、犯人の特定など解決には至っていない。
発見から二十五年という節目を前に、警察は改めて市民への呼びかけに乗り出した。五日の夕方には、北区の神戸電鉄岡場駅と唐櫃台駅で、情報提供を求める活動が行われた。
この日は、警察官ら二十八人が二つの駅に立ち、事件への情報提供を求めるチラシ、合わせて千枚を配った。駅を利用する人たちに対し、当時の出来事に心当たりがないか、改めて思い出してほしいと呼びかけた。
一方で、捜査をめぐる状況は厳しさも増している。警察によると、この一年間に寄せられた情報は、わずか二件にとどまっているという。それでも警察は、解決の手がかりとなる情報を求め続けている。
