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熊本の震度七地震で火災相次ぐ、県内四か所以上 熊本城の石垣崩れる情報も、空港・鉄道に影響

熊本の震度七地震で火災相次ぐ、県内四か所以上 熊本城の石垣崩れる情報も、空港・鉄道に影響

熊本県で最大震度七を観測した地震のあと、県内の少なくとも四か所で火災が発生しました。余震が続く中で建物の倒壊の危険があり、消火活動は難航しています。熊本城では石垣が崩れたという情報が複数寄せられ、詳しい状況が調べられています。生後二か月の女の子が倒れてきたテレビで軽いけがをしたほか、八代市では煙突が崩れる被害も出ています。熊本空港は滑走路を閉鎖し、JR九州や西鉄はすべて運転を見合わせています。熊本県警によりますと、午後五時の時点で家屋の倒壊が十二件、閉じ込めが四件確認され、天草市などの九万二千七百四十三人に警戒レベル五の緊急安全確保が出されています。

熊本県で最大震度七を観測した地震のあと、県内では火災が相次いでいます。上空からの映像などによりますと、少なくとも四か所で火災が発生しているという情報が入っています。八代市などで火の手が確認され、消防による消火活動が続いています。

消火活動は難航しています。地震によって建物が倒壊する可能性があるため、消防隊が建物の中に入って直接消火するのは難しく、窓や屋根の上などの開口部から放水する対応がとられているとみられます。現場では、消防の応援も要請されています。

専門家は、電気が復旧した際に起きる通電火災にも注意するよう呼びかけています。避難する際には、電気器具のコンセントを抜くことや、ガスの元栓を閉めることが火事を未然に防ぐことにつながるとしています。また、揺れが激しいときには無理に家に戻らないよう求めています。

熊本城では、石垣が複数の箇所で崩れたという情報が入り、現在、詳しい状況が調べられています。また、震度六強を観測した八代市では、市の庁舎の被害が大きく、建物の内部も崩れているということです。八代城や宇土市の城でも、石垣や城壁が崩れたという情報が伝えられています。

熊本県警によりますと、県内では午後五時の時点で、家屋の倒壊が十二件、住宅などへの閉じ込めが四件、火災が四件、確認されているということです。被害の情報は、今後さらに増える可能性があります。また、熊本県の天草市と上天草市の合わせて四万六千六百十世帯、九万二千七百四十三人に、最も高い警戒レベル五にあたる緊急安全確保が出されていて、県全体では九万人を超える人が対象となっています。

政府は、高速道路の被害や建物の倒壊などの状況を踏まえ、災害対策基本法に基づいて、内閣総理大臣を本部長とする非常災害対策本部を設置しました。警察や消防、自衛隊、海上保安庁などがヘリコプターなどを使って被災地域の状況を確認していて、被害が確認された場合は速やかに捜索や救助を行うとしています。一方、川内原子力発電所などの原子力施設については、これまでのところ異常があったという報告は入っていないということです。

けが人や建物の被害も伝えられています。午後四時三十八分には、生後二か月の女の子が倒れてきたテレビに頭を打ち、軽いけがをしたと伝えられました。命に別状はないということです。また、震度六強を観測した八代市では煙突が崩れる被害が出ているほか、震度七を観測した宇城市の松橋地区では建物が崩れたという情報が複数入っていて、状況が確認されています。

交通への影響も広がっています。熊本空港は滑走路を閉鎖していて、運用再開の見通しは立っていないということです。九州地方のほかの空港は異常が確認されず、運行を再開しました。JR九州と西鉄によりますと、在来線や九州新幹線、西九州新幹線、それに西鉄は、すべて運転を見合わせています。

一方、気象庁が有明海と八代海の沿岸に発表していた津波注意報は、すべて解除されました。津波は観測されませんでしたが、引き続き海面の変動には注意が必要だとしています。気象庁は、今後一週間程度、特に二、三日は最大震度七程度の地震に注意するよう呼びかけています。

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