熊本を襲った最大震度七の地震は、発生から初めての週末を迎えた。これまでにこの地震で三十六人が亡くなったことが伝えられており、被災地では復旧に向けた動きが本格的に始まっている。強い揺れに見舞われた地域では、住民が生活の立て直しに追われている。
発生から日がたつなかで、被災地はようやく復旧へと歩み出した。しかし、片づけや生活再建を進めようとする住民の前に立ちはだかっているのが、災害のさなかの厳しい暑さである。復旧作業と避難生活が重なるなかで、暑さへの対応が新たな負担となっている。
この地域では、最も暑い時間帯に最高気温三十五・九度が観測された。熊本はこれで十四日連続の猛暑日となり、厳しい暑さが続いている。被災した住民は、片づけや復旧の作業を、この強い日差しと高温のなかで進めなければならない状況に置かれている。
暑い避難生活を乗り越えるうえで欠かせないのが、電気と水である。空調や水の確保が難しい環境では、体調を維持すること自体が容易ではない。加えて、生活や移動に必要なガソリンの不足に見舞われている集落もあり、必要な物資の確保が課題となっている。
災害で出たごみの処理も、復旧の大きな課題となっている。被災地の先には、災害ごみを捨てることができるクリーンセンターがあるが、今は大渋滞が起きている。ごみを持ち込む車が集中し、施設の周辺では列が続いている。
あまりの混雑のため、今日はクリーンセンターの受付が、通常より一時間半ほど早く終了することになった。ごみの持ち込みが追いつかない状況のなかでも、現場では住民どうしが助け合いながら作業を進めている。「スムーズに載せられなかったが、みんなが手伝ってくれるので、早く回せてよかった」と話す住民もいた。
一方、地震が発生した先月二十八日から昨日三十一日までの間に、福田病院では四十一人の赤ちゃんが誕生した。大きな揺れと混乱が続くなかでも新しい命が生まれており、被災地では、暮らしを取り戻そうとする人々の営みが続いている。
