茨城県水戸市で、一緒に暮らしていた父親を殺害したとして、五十四歳の息子が逮捕された。身近な家族の間で起きた事件として、警察が詳しい経緯を調べている。逮捕されたのは、被害者の息子にあたる人物で、事件は二人が同居する自宅で起きたとみられている。
逮捕されたのは坂田武雄容疑者で、きのう、水戸市内原町の自宅で、一緒に住んでいた父親の虎夫さんの首を腕で絞めるなどして殺害した疑いが持たれている。事件が起きたのは、ごく普通の住宅街にある二人の自宅だったという。
事件が明らかになったきっかけは、容疑者自身による通報だった。坂田容疑者は、父親の首を絞めた、呼吸がない、という趣旨の内容を、みずから警察に通報していたという。みずからの行為を通報するという、異例の経緯をたどった事件となった。
通報を受けて警察官が自宅に駆けつけたところ、室内では父親の虎夫さんが倒れているのが見つかった。虎夫さんはその後、病院に運ばれたものの、まもなく死亡が確認された。すでに容体が深刻な状態だったとみられている。
これまでの調べに対し、坂田容疑者は、私がやったことに間違いない、という趣旨の供述をし、容疑を認めているという。逮捕の段階で容疑を認めていることから、警察は事件の事実関係の確認を進めている。
警察は、長年ともに暮らしてきた親子の間でいったい何があったのか、事件に至った動機や経緯について、慎重に調べを進めている。同居する家族の間で起きた殺害事件として、背景にどのような事情があったのかが今後の焦点となる。
